オンライン中国語教室を始める前に知っておきたい７つの特徴

ここでは、はじめてオンライン中国語教室を利用しようとお考えの皆様に、オンライン中国語教室の一般的な特徴についてご紹介します。現在、日本には数多くのオンライン中国語教室が存在しており、各社によってもサービスの特徴も異なりますが、一般的に多くのオンライン中国語教室は下記7つの特徴が当てはまります。

• 講師は中国現地の社会人or学生がメイン
• レッスンは基本的にスカイプor微信（WeChat）
• マンツーマンレッスンが基本
• レッスン時間は25分から
• 講師は基本的に毎回指名制
• 相場は1レッスン150〜4000円
• はじめに無料体験レッスンが受けられる

それぞれのポイントについて詳しく説明していきます。

講師は中国現地の社会人or学生がメイン

オンライン中国語の講師のほとんどが中国現地の社会人が副業もしくは学生がアルバイトで中国語を教えているケースが多いです。社会人講師なら普段聞けない中国での本業の話が聞けたり、子供がいる講師なら子供について話ができたりします。学生なら基本20代前半の講師なので元気があって中国の流行りの話題や日本のアニメ・バラエティー番組などに詳しいケースが多いです。

そのため講師の質には個人差が大きく、初心者にはなるべく実績や人気のある日本語の上手な講師がおすすめです。

多数の民族からなる中国では大きく分けて10個の方言（十大方言）というものがあり、ローカル言語まで合わせると数え切れないほどの方言が存在しております。そのため、国全体としての共通語として”普通话（プートンファ）”が標準語になっています。「普通话」は、政府の標準語政策により、首都である北京の北京語の音と、模範的な現代口語文の書籍の文法を基準として作られました。またテレビの普及と中国での普通话の教育により、中国の全人口の8割程度が普通话を理解できると言われています。

中国人の中でも普通话に慣れている北方の方はその他（特に南の方）の発音にローカル訛りを感じる事も多いです。しかしオンライン中国語の講師は基本的に採用の段階で発音や中国語力の基準をしっかりクリアしているため、この点で躊躇する必要はほとんどありません。

しかし、中国語学習の中・上級者の方の中には、やはり「より発音の綺麗な講師から学びたい」「地方の方言を学んでみたい」という方もいるかと思います。綺麗な発音の講師に教えてもらいたい方は中国国内でも普通话の発音が綺麗として有名な「黑龙江省」や「吉林省」出身の講師を探してみるのもおすすめです。地方の方言を学びたい方はその地域出身の講師を探してみましょう。

レッスンは基本的にスカイプor微信（WeChat）

オンライン中国語教室のレッスンでは、一般的に無料ネット通話サービスの「Skype（スカイプ）」か「微信（WeChat）」を利用します。

両方とも無料で使える機能は充実してますが、残念ながら微信（WeChat）には画面共有の機能がありません。なので授業中にテキストなどを画面共有したい場合はSkypeを利用するのがレッスンには最適です。

講師が現地の中国人の場合、中国のネット・通信環境の影響でまれにビデオや音声が乱れることもあります。なので通信状況が気になる方は通信環境が整ったオフィスからレッスンを提供する個人やオンライン中国語教室がおすすめです。

なお、レッスン時はビデオをつけるのが一般的ですが、こちら側が姿を見られたくなければ、ビデオはオフにしたまま音声のみでレッスンを受けることも可能ですので心配ありません。悪天候などで通信環境がよくないときは、通信をスムーズにするためにビデオはオフにしてレッスンを行うこともよくあります。

• 初めてSkypeを利用される方はこちらの記事を参考にしてください。
• 初めてWeChatを利用される方はこちらの記事を参考にしてください。

マンツーマンレッスンが基本

オンライン中国語教室のレッスンはマンツーマンが基本です。通学の中国語教室の場合、マンツーマンレッスンだとグループレッスンより大きく価格が上がるため躊躇してしまいがちですが、オンライン中国語教室ではとてもお手頃な価格でマンツーマンのレッスンを受けられます。

マンツーマンの場合はとにかく会話の量が担保できますし、講師との信頼関係も構築しやすく、より学習効果が高まります。ただし、中にはマンツーマンではなくグループレッスンを受けられるオンライン中国語も存在しています。

• Berlitz（ベルリッツ）

Berlitz（ベルリッツ）は厳しい選考基準と独自のトレーニングを積んだ優秀な講師陣が多く在籍し、短期間で中国語能力を高めてくれるオンライン中国語教室です。グループレッスンの場合は受講生同士が刺激しあえる側面もありますので、自身の適性や目的に応じてサービスを選ぶとよいでしょう。

レッスン時間は25分から

オンライン中国語教室の一般的なレッスン単位は「1コマ25分」です。25分はあっという間ですが、レッスン前後の予習復習集中力の維持や継続的な受講を考えると、ちょうど最適な時間なのではないかと思います。

ただし、より長時間まとめてレッスンを受けたいという方はプランによって2コマや3コマ連続で予約するといったことも可能です。細かいプランは各社によって違うのでしっかりと確認して自分の学習スタイルに合ったオンライン中国語教室を選びましょう。

講師は基本的に毎回指名制

オンライン中国語教室では、レッスン毎に講師を毎回自分で予約する方法が一般的です。講師のプロフィールやスケジュールを確認しながら、自分の都合と合う先生を見つけて予約します。

予約制のため、どうしても人気の講師は早く埋まってしまう傾向がありますので、なるべく早いタイミングで予約をすることが、継続的にレベルの高い講師のレッスンを受ける上でのコツとなります。

また、講師の選択は自由ですので、気に入った講師がいれば毎回同じ講師を予約するのもよいですし、あえて毎回違う講師を予約することで様々なタイプや癖を持った講師の中国語に触れ、グローバルなコミュニケーションスキルを身につけるというのもおすすめです。

講師にはやはり相性というものがありますので、最初のうちは5～10名程度、違う講師のレッスンを受けてみて、その中で気に入った講師を選ぶというスタイルがおすすめです。また、ずっと同じ講師のレッスンを受けているとお互いに馴れ合いが生じてしまうため、定期的に新しい講師のレッスンを受けることも大事です。

オンライン中国語教室の成果はサービス提供会社以上に講師によって左右されることも多いため、ぜひ相性がよい講師が見つかるまで妥協せずにレッスンを受け続けるようにしましょう。

相場は1レッスン150〜4000円

オンライン中国語教室が広く普及した一番の理由は、なんといっても価格面における優位性です。オンライン中国語教室の料金体系は各社によって異なりますが、安い会社では毎日1コマ25分のレッスンを受けても月額1万円以内というのが相場です。

通常の中国語教室の場合は40〜60分のマンツーマンレッスン1回で3,500円～7,000円程度が相場となりますので、オンライン中国語教室は中国語教室と比較すると遥かにリーズナブルな価格でレッスンを受けられることが分かります。

ここまで低価格でレッスンが受けられる理由の3つあります。

1. 受講生と講師がオンライン中国語教室のホームページから直接取引を出来るようになった。
2. スカイプやWeChatなどの無料通話ソフトを利用する。
3. 教材費を独自開発せず、中国の有名大学が出版している教材を使用する。

以上のことから余計中間コストを極力削減したことで格安なオンライン中国語教室が実現しています。

そのため、「価格が安い」＝「通学の中国教室よりレッスン品質が低い」というわけではないことを頭に入れておきましょう。むしろ、オンライン中国語教室の中には実績や情熱が多くある中国人講師もたくさん働いていおり、価格以上のサービスを受けられる可能性が高いです。

今後この料金体制がどのようにして変化していくかは予想できませんが、少なくとも現状においては価格という意味ではオンライン中国語教室が最もリーズナブルな中国語学習法だと言えます。

はじめに無料体験レッスンが受けられる

どのオンライン中国語教室も、最初に無料で体験レッスンを受けることができます。また、オンライン中国語教室の場合は無料体験レッスン回数が2回受けられることが一般的ですので、入会前に複数の講師のレッスンを試すことができます。

SkypeやWeChatを使って初めてのオンライン中国語教室ともなれば緊張する方もいらっしゃるかと思いますが、多くの会社では個人のレベルにあった教材を提案してくれたり、講師も優しくレッスンしてくれるので心配する必要はありません。

オンライン中国語教室各社の無料体験レッスンを比較も兼ねて受けてみれば、10～20回程度のレッスンを無料で受けることも可能です。はじめの一歩を踏み出せば、すぐにオンライン中国語教室の良さを実感することができるはずです。無料でレッスンが受けられるので、挑戦しない手はありません。ぜひ申し込んでみましょう。

まとめ

いかがでしょうか？少しオンライン中国語教室で学習するイメージがついたのではないでしょうか？今では、中国語学習者の多くがオンライン中国語教室を活用して自宅で中国語学習の時間を確保しています。スクールや書籍などと併用してオンライン中国語教室を利用している方も非常に多く、その活用法や利用頻度も様々です。ぜひオンライン中国語教室を上手に活用して短期間で効率よく中国語力を伸ばしましょう。